人生を生きるアスリートとしてのメンテ①:人生は資源配分の連続

人生の選択を支えるのは、「資源」

「人生は選択だ」と言われるが、選択を支えるものは何か。それは選択を可能にする、各人が持つ「資源」だ。そして、選択の結果は何か、それは、「資源」の獲得又は喪失だ。

時間、金、人脈、気力・体力

ここでいう、「資源」とは、言い換えると、時間、金、人脈、気力・体力(エネルギー)。人生には時に大きなチャンス(ピンチ)がある。「よし、留学しよう」「起業しよう」「政治家になるぞ」「結婚相手を探そう」。もし、あなたの24時間が仕事で埋まっていたら。貯金がなかったら(借りる相手もいなかったら)。相談する相手や手伝ってくれる仲間がいなかったら。そもそも、心身のバランスを崩していたら。あなたの選択は、選択の前にすでに破綻している。

それを明確に意識している人は多くないだろうが、何かを選択するとき、事の大小を問わず、結果として、自分の「資源」の何かを差し出して、その代わりに、なんらかの「資源」を手にしている。

人生の選択で変わる「資源」のバランス

そして各資源のバランスは、人によって違う。人生のステージによっても違う。そして、繰り返される選択によって変わる。牛丼屋に入るか、行列の店に並ぶか、昼食を抜くか。それは、各資源の出し入れに実は影響している。人生における大きな選択(「入学(留学)」「就職(転職)」「結婚(離婚)」「高額の買い物」など)はその影響が比べようもなく大きい。

人生の選択を可能にする「資源」ポートフォリオを組む

必ずしも、綺麗にバランスの取れた「資源」ポートフォリをが正解ではないが、あなたが仮に将来やりたい事があるとしたら、その時点までに、それを可能にするポートフォリオを作るには、各選択でどのような選択をするべきなのか。そんな事を考えてみるのも面白いのではないだろうか。