自走できるか

成長とは何か:基礎スキルと聞く・理解・再現

就職活動で多くの人は「成長したい」という。「成長」とは何か。①基礎的なスキル(職場の基本ツール、職場の言語、数字などが使える)に加えて、②人から聞いて・理解して・再現する(書く・話す)ができるか。多くの就職活動で見られているのは、②。実際、同じ職場で働くときには、指示をされたことを理解し、関係者と話し、受けた指示通りに物事を進める、ということが日常的に起こるからだ。職場毎の②の性質に応じて、①も変わってくる。例えば、半分外国人の職場であれば、会計事務所であれば、そので聞いて・理解して・再現するのに必要な基礎的なスキルも異なるのだ。

自走できるか:道筋付けとリソース確保・工程管理

その上で、「次」の段階は何かといえば、「自走できるか」だろう。①上司から受けた方向性を踏まえて、「解決」まで持っていけるか。これは、道筋を理解する問いを適切な相手に適切な言語で行い、その道筋に沿って必要なリソースを調達しながら、工程管理しながら進めていくことだ(線表を引いて管理するなど)。その際、上司に報告すべき情報の取捨選択を、上司の性格・状況や案件の特性などから判断できるかどうか+αの要素だ。

「自走」の次

「自走できるか」の次は、課題そのものを自ら見つけられるか、また、自らの組織上の守備範囲を超えられるか、というのは「次の次」だ。もちろん、自分PJであるから、そういうPJをやらせてもらえる環境・関係を整えること、外部環境やそこから生じるリスクの把握と対応(内外のヘルプデスクの確保も)も付随してついてくる。内外の応援団作りなんかもついてくる。